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その21 4月は始まりの季節

4月になり、近所を散歩するだけで芝桜、チューリップ、アネモネ、フリージア、ツツジ、ハナミズキなど色とりどりの花が目を楽しませてくれ、木々の緑も鮮やかな季節になりました。気候も良くなり、コロナ禍の中ですが気分も少し明るくなってきます。
 前回のエッセイでは、ラジオ講座「実践ビジネス英語」が終了して寂しい気持ちになりましたが、4月からは新番組「ラジオビジネス英語」が始まりました。別れがあれば、このように新しい出会いもあります。私はこの新しいプログラムを早速視聴し、著名人の英語のインタビューの時間があるのが楽しみになりました。

4月のインタビューは、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン氏で、人生のマルチステージ化についての話です※1。これまでは人生は、ほとんどの人にとって、20歳くらいまでの「教育」、成人から60歳代までの「勤労」、そしてその後の「引退後」という単調な3つのステージでした。ところが、人生100年時代に突入した今では、ただ単に「引退後」のステージが長引くわけではありません。老後の資金は限りがあるので、それを枯渇させないために、より長く働き続けることが必要になってきています。仕事も同じ職場や業種で連続して勤務するだけの形態ではなく、転職や副業を行ったり、起業をしたりなど、多様な形態が考えられるようになっています。また、人生を通して、お金や不動産などの有形資産だけでなく、健康や知識学習、そして社会的な人間関係などの無形資産が重要である、ということです。

翻って私のこれまでの人生を振り返ってみると、結構いろいろな職歴や環境の変化を経験してきています。仕事の種類は医学関係という点では一貫していますが、アメリカに長期留学したり、開業したり・・・ドラマチックではありませんが、結構バリエーションがありました。アメリカでの留学中には、日本語補習校で毎週土曜日に算数の先生をしたという楽しい思い出もあります。次に無形資産について考えてみると、健康や学習に関しては、元気で仕事を続けられているのでまあまあ良いと思いますが、人間関係に関しては仕事関連の人々にほぼ限られてしまうようです。ということは、引退後の人間関係が貧弱になってしまう可能性があると思われます。長い老後を楽しく過ごすためには、仕事以外の分野の人脈もこれからは積極的に開発すべきかも知れません。

さて元に戻って、4月になり新しい気持ちでこれからの人生を見直し、方向づけをする良い機会だと思われます。目標をいくつか立ててみてはいかがでしょうか。私の場合、まず近々本を出版することがあります。6月にこれまでのエッセイをまとめた本を出版する予定になっています。今、ゲラの確認の段階なので、私がする仕事としては最終段階に入っています。あとは出版会社の方々が装幀などの仕上げをしてくれます。どんな出来上がりになるか、とても楽しみです。
 そのほか、ゴルフやエアロビクス、ヨガなどの運動も継続し、できれば少しずつでも能力の向上を目指したいところです。ゴルフであればスコアや飛距離、エアロビクスであればレッスンのレベル、という風に数値化や見える化すると励みにもなります。英語力もブラッシュアップしたいところです。アメリカ留学から帰って来てからは、英語の会話力など年々衰えてきているので、悲しく感じています。ラジオの番組を聞きながら、繰り返し学ぶことしか当面はできません。将来的には海外旅行などまたできるようになれば・・・とコロナ禍が終息するのを願ってやみません。

新しいことを始めるのも、春にふさわしいと思います。私は、以前少し試してみたオカリナをまた始めてみたいと思っています。「退職後の楽しみに音楽があれば」と思って、以前ウクレレとオカリナを思いつきました。どちらも比較的手軽に楽しめそうに思えましたが、ウクレレは指が思うように動かず挫折しました。オカリナも今はコロナ禍で隅っこに追いやられていますが、メロディの綺麗な曲を吹くと、心が洗われるようです。また手に取ってみようと思います。全く新しいことでは、自家製パンを作ってみたいというのがあります。私は、美味しいパンとチーズ、そして少しのワインがあればとても気持ちが豊かになります。簡単なパンでも自分で作れれば、週末の余暇の時間をさらにくつろいだ気持ちで過ごせるようになると思います。


※1:ライフシフトについて|ライフシフト LIFE SHIFT (toyokeizai.net)

(2021/05/05 18:24:02)

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