メディカルミッション

やっぱり健康がいちばん!Good Health Comes First!follow us in feedly

 過去ログを読む(クリック)
その33 傷の治りとランゲルハンス細胞
その32 味覚障害と嗅覚障害
その31 ロコモティブシンドロームとその予防・対策
その30 私が決める私自身の介護
その29 清水選手『奇跡のレッスン』を見て
その28 健康寿命とシニアの体力テスト
その27 腰痛対策:骨盤を立てて座る
その26 セカンドライフの過ごし方
その25 誰にでも老化は来る
その24 スポーツ時の暑さ対策
その23 マインドフルネス
その22 コロナワクチン接種開始
その21 ネット依存、スマホ依存
その20 体年齢測定のしくみ
その19 目の健康をチェック!
その18 温泉は健康に良い?悪い?
その17 お肌ケア
その16 肩こりのツボマッサージ
その15 西洋医学がだめなら東洋医学はどうですか?
その14 下半身の筋力強化:バレトンがおすすめ
その13 シニアのスポーツ:私の5カ条
その12 インターネットでワークアウト
その11 夢のお告げ または 記憶のフィルタリング
その10 患者へのアドバイスの伝え方
その9 人間の宿命、腰痛とその対策
その8 ニュースとデマと現実と:新型コロナウイルス感染によせて
その7 寝る前ヨガ
その6 新・ウォーキングの常識
その5 ゴルフ肘、テニス肘
その4 良い姿勢の効能
その3 簡単で効果的なダイエット
その2 フットケア、私の場合
その1 体調を崩したあと、改めて健康に感謝!
BACKNEXT

その26 セカンドライフの過ごし方

コロナ禍で緊急事態宣言下での祝日は、好きな所への外出もままならないので、とても時間を持て余します。買い物や掃除は済ませたし、DVDも目ぼしいものは観てしまいました。散歩や運動は毎日していますが、あまり代わり映えしません。ふと、「退職して暇になったら毎日がこんな感じかなあ」と思ってしまいます。
 さて、最近の定年退職は何歳くらいが多いのでしょうか。全国的には「高齢者雇用安定法」の改正により、2013年には65歳までの雇用が義務化されています。最近はもっと上の70歳を定年としたり、年齢制限のない会社も出てきているようですが、実際には現在65歳定年のことが多いようです※1
 定年を先延ばしする動きとは逆に、早期退職や部分的に退職するセミリタイアも話題になっています。特に最近の流行のFIREでは、もっとずっと早く退職して、好きな生活をすることを勧めています。FIREとはfinancial independence, retire early の略で、40代、50代で退職し、あとは投資による利益を受け続けることで生活することです。けれどもFIREを実現するためには、そもそも投資を行うための資金が必要で、年率4%のリターンを前提としているので、今の日本で実行に移せる人はあまりいないと思われます。いずれにしても、これからは退職年齢も多様化し、比較的若い年齢で退職する人々や、高齢まで働き続ける人々が混在してきそうです。

では、定年後の生活に必要なものは何でしょうか。すぐ思いつくのは、生活するのに必要な額の「お金」、自立して生活ができる程度の「健康」、そして「生きがいまたは楽しみ」でしょう。今回は、最後の「生きがいまたは楽しみ」について調べてみたいと思います。子育ても仕事も終わり、人生の大きなイベントも終了してしまったシニアの人々は、どんな生きがいを見つけているのでしょうか。
 昔は、定年退職した後にすることと言えば、海外旅行が定番でした。そういえば私の祖母も、私の両親も、定年退職後には海外旅行のツアーに参加していろいろな国に出かけていました。けれども今はコロナのパンデミックや、不景気・テロ・難民問題などで世界情勢が不安定になっているので、自由に海外旅行に出かけることは難しくなっています。

実際にシニア先輩の皆さんはどんな退職後のセカンドライフを送っている、または楽しんでいるのでしょうか。参考までにブログをいろいろと覗いて見ました。私の予想通り、ブログを書いて公開する人々は活動能力が高いようです。旅行はもちろん、山登り、マラソン、食べ歩き・・・などなど楽しそうなことがいっぱいです。趣味や特技が秀でている人もいて、旅行した場所のスケッチが載っていたり、森や川辺で見かけたいろいろな鳥をきれいに写真に撮っていたり・・・うらやましい限りです。特にどうということのない、普段の生活を書き綴っている人もいますし、パートタイムの収入や家計簿を公開している人もいます。また、毎日のニュースから興味深いものをピックアップして紹介したり、自分の意見を載せている人もいます。

楽しみはそれぞれですが、あとは付け足すとすれば、私は社会貢献になるようなことができればいいな、と思います。私もこの世に生を受け成長し、就職・結婚・子育てと人生の大きなイベントを経て無事60歳を越えました。私自身、周りの人々や社会に支えられ助けられてきたので、次は何らかの形で恩返し、すなわち社会貢献になることができればと思います。多くのシニアの人々も同じように思っているようで、もう少し具体的には地域社会活動や子供支援、シニア支援などの活動を考えるようです※2。自分のこれまでの経験を生かせることがあれば、手っ取り早いですが、ほかには海外支援や外国人への日本語支援やガイドなどの支援もあります。私ができそうなことを考えてみると、一番役に立ちそうなのは医療関係だと思われるので、当分はクリニックの仕事を続けながら今後の方向を考えていきたいと思います。


※1:定年退職の平均年齢。かつては55歳が主流。現在は? [定年・退職のお金] All About
※2:できることで社会貢献を!シニアが考える「社会貢献」 (sumutabi.net)

(2021/10/04 17:08:15)

ご意見・ご感想

皆様のご意見・ご感想をお寄せください。

ページトップへ戻る